未使用資源の処理と健全な土づくりで
地球と人にやさしい有機農法に貢献。
未使用資源をいかに有効利用していくかを考えることは、環境業務に携わる者に与えられた大きな課題です。当社では環境部が中心となって、提携農園との共同開発により未使用資源を有機農法に役立つ土へと変える循環型社会形成推進の一翼を担うリサイクルシステムを開発しました。恵庭に動植物性残渣の処理施設及び汚泥の脱水処理施設を建設し、回収した未使用資源の中でより選別したものを原料に、様々な用途に応じた土づくりの基礎となる堆肥を生産しております。独自の生産ラインで造られるこの堆肥は、提携農園において有効な堆肥として土中の有害菌を減らし有用微生物を増やすと云う優れた効果を発揮しております。
このことは化学肥料が不要であることは勿論のこと、毎年使用することにより良質な土壌に変換し、安全で高品質な作物の生産が可能となります。又、当社では、ほかの分野での有効利用も含め日々研究開発を進めております。
循環型社会形成の推進
廃棄物が処理されるまで
恵庭工場に集められた汚泥や廃棄物は有機系と無機系とに分別され、無機ラインの汚泥は、まず最初に沈殿池に流入され、粗粒子群を沈殿させた後に残滓処理スクリーンにて残滓物を除去し、浄化処理された後に脱水され、最終処分場へ搬出します。一方、有機ラインでは残滓処理後、沈殿中和、加圧処理が行われた後に、脱水処理し、発酵室で分解処理され、有効成分の含まれた土へと生まれ変わります。
- トラックスケール
- EC有機水処理装置